Q

子どもの野菜嫌いがひどくて悩んでいます

安定して食べる野菜の種類は片手で数えるほどで、それ以外の野菜は投げ捨てたり私の皿に押し付けたり・・・。それがとても辛くて悲しくて、涙を流しながら投げ捨てられた料理を掃除する毎日です。
野菜の形や種類がわからないようにした料理にするといくらか食べてくれます。しかしそれは栄養素の面では良くても、食育という観点からみると本当に子どもの為になっているのだろうか?と、疑問です。
子どもの野菜嫌いを解消する手立てがあれば、教えていただきたいです。
(1歳・女児)

A

『今後好きな野菜しか食べなくなってしまうのでは・・』と心配されるかもしれませんが、そんなことはありませんよ

子どもの好き嫌いの悩みは、1歳半ぐらいからよくみられることです。ちなみにうちの子もそうでした。それまでなんでも食べていたのに、急に好き嫌いが出てきて戸惑ったりしました。
だけど、好きなもの、苦手だと思うものがでてくるということも、成長の証しです。この状況がず~っと続くわけではありません。そのうち“がんばって食べてみよう”の時期が来ます。
文面からもお母さんが子どものことを考えて、たくさん頭を悩ませていることが伝わってきます。
栄養面や食育の面など色々気になるところですが、お母さんにとって、食事の時間が少しつらくなっていませんか?そんなにがんばらなくていいのですよ。

 

野菜を投げ捨てたり、お皿に押し付けるとのことですが、もしかしたら本当にその野菜が食べたくなくてそうしている以外に、そういった“投げてみる”“お皿に押し付けてみる”という行動がおもしろくなってやっているということはありませんか?
投げ捨てはじめたら、「もうごちそうさまなんだね。じゃあおかたづけするね」とお皿をかたづけてしまいましょう。
お皿に押し付けてきたら、「こんなにたくさん、いいの?ありがとう~」と全部受け取っちゃうくらいの気持ちでいたいものです。
それでも変化がなく、お母さんが悲しい気持ちになるのであれば、しばらくは子どもが笑顔で食べる、好きな野菜を選んで出してあげればいいのですよ。
栄養面で気になり、細かくすれば食べるのであれば、それもいい方法です。

 

『今後好きな野菜しか食べなくなってしまうのでは・・』と心配されるかもしれませんが、そんなことはありません。このイヤイヤブームが去ってから、また少しずつ色々な野菜を使った料理を作ればいいのです。形や種類が分からないようにした野菜も、また大きさを取り戻せばいいのです。
お母さんの気持ち、よくわかります。子どものことを大切に思えば思うほど、悩みはつきないものですよね。
でも、なるべく悩む時間より、子どもと笑える時間をたくさん作りたいものですね。