A
遊び感覚で、機嫌がいい時に少しだけトライしてみて。
離乳食の開始時期は、月齢だけではありません。
・ お子さんが大人の食事に興味を持っているか?
・ 唾液(よだれ)がたくさん出てきているか?
・ 口にスプーンを入れても押し返してこないか?
こういったポイントが揃った時が始め時です。
○ヵ月になったから、とか周りがみんな始めてるから、といったことで始めてしまうと、お子さんの身体の準備が出来ていないことで、思うように離乳食が進まないということがあるのです。
もしそれらをクリアしていて始めているということであれば、お子さんの口の中の感覚が非常に敏感であることも可能性として考えられます。
例えばスプーンの材質によっては、ヒヤッと冷たい感じがしたり匂いが気になったり。(金属製や木製など)
それまでずっとミルクを飲んでいたのに、急にドロッとした粘度のあるものが口に入ったことで気持ち悪く感じたり、上手に飲み込めなくて苦しかったり、、、などです。
その場合には、冷たさや香りが気になりにくいシリコン製などのスプーンに変えて、お粥や野菜を与えるよりも“だし”だけを口に含ませて飲み込む練習をさせてみるのはいかがでしょうか?
離乳食とは栄養を補うために食べさせるのではなく、少しずつ食べ物を受け入れられるよう慣れさせるということが一番の目的です。
お子さんの機嫌が良くなかったり、体調が悪いとか、お腹が空いていないタイミングで与えることは避け、全部食べるのではなく1口ずつでも口にすることを目標に進めてあげましょう。
特に最初は「与える時間を一定に」などと言われているかもしれませんが、お子さんが食べたがらない時は無理に食べさせず、機嫌が良く落ち着いている時に口に入れる遊びの一環として、1日の中で取り入れてみるといいと思います。
それでもなかなか口の中に入れてくれないようでしたら、まずはスプーンを口に少しずつ入れる練習だけでもいいと思います。
「頑張ってやらなくちゃ」という必死な思いではなく「ちょっとでも進歩してくれたラッキー!今日はどんな反応を見せてくれるかな?」というくらいの軽い気持ちで取り組んでみましょう。
お子さんはお母さんの表情をよく見ているので、心配そうな顔をして接しているよりも、心にゆとりを持ってのんびり構えてあげることで、安心感も出てきて挑戦してみようという意欲が沸いてくるものですよ。
お子さんのペースに合わせて、ゆっくりと進めていってあげてください。
※今回は、【管理栄養士】が回答しました。