よく噛める歯ときれいな歯並びのためにママができること【遊び編】

前回は、よく噛める歯ときれいな歯並びのために、食べるときに気をつけたいことについて紹介しました。しかし、お母さんから注意されすぎて、子どもが食べることを楽しめなかったり、食べることを嫌いになったりすることだけは避けたいですよね。
今回はいつもの生活の中でよく噛める歯ときれいな歯並びのためにできる遊びと、そのために心掛けてほしいことをご紹介しますね。

※年齢・月齢は目安です。発達のスピードや興味・関心には個人差があります。「こんなこと、うちの子できないわ」「わが子は興味を全然示さない」などということは、よくあることです。

~1歳半頃 おしゃべりも喃語(なんご)も、立派なトレーニング!!

からだと同じように、口周りの筋肉もトレーニングが必要です。発達途中の子どもには、おしゃべりすることも立派なトレーニングになります。
「ママ」など単語を言ったり、「ジュース ちょうだい」などの二語文を話したりする時期は、子どもによって大きく異なります。「うちの子、まだおしゃべりを楽しめないのだけど」と心配になるかもしれませんが、大丈夫です。おしゃべり前の、「んまんまんま」「あむあむ」のような喃語も、口周りの筋肉や舌の力の発達を促します。
喃語でも、周りの人が声をかけたり真似をしたりして反応すると、子どもは自分のしたことがまわりに影響を与えることを理解して、さらにたくさん喃語を発するようになります。赤ちゃんの喃語にあいづちをうったり、声をかけてあげたりすると、赤ちゃんは相手と「通じ合っている」喜びや心地よさを体験することができます。
コミュニケーションとしても、トレーニングとしても、喃語やおしゃべりを楽しみましょう。