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イソフラボンでホルモンバランスは乱れる?

偏りが出ないようにいろいろなたんぱく質源を出すようにしていますが、納豆や豆腐などの豆類が好きで、ついつい頻繁に出してしまいがちです。イソフラボンの取りすぎでホルモンバランスが乱れたりしますか?
(4歳・女児)

A

毎日摂り過ぎないように気をつければ大丈夫!食べ方を工夫してみて

食べてくれるのは嬉しいけれど、特定の食品を摂り過ぎるのは心配ですね。

 

大豆に含まれるイソフラボンという成分には、さまざまな健康効果が知られている一方で、摂り過ぎてはいけないことも指摘されています。子どもの場合、イソフラボンの摂り過ぎが長期的に続くと、性ホルモンの発達に影響を与えたり、甲状腺機能が低下する可能性があると考えられているのです。

 

その摂り過ぎの基準は、日本人の平均大豆イソフラボン摂取量から1日75㎎と設定されています。これは、納豆なら100g(2パック)くらい、豆腐なら300gくらい、豆乳なら300mlくらいに相当します。

大豆製品をよく食べるといっても、この範囲に収まっているのであればOK。この量を超えて食べたとしても、長期的に越えていなければ心配ありません。

 

大好きだからといって毎日たくさん食べさせるのではなく、日によって食べる量を調整するようにしてみてはいかがでしょうか?

一度に食べる大豆製品の量を減らす場合、納豆や豆腐をそのままの形ではなく、ほかの食材と混ぜて調理するのがおすすめです。

たとえば…

  1.  納豆は戻した切り干し大根、ゆでたほうれん草、刻んだチーズと一緒に和える
  2.  納豆と卵を混ぜて焼き、オムレツにする
  3.  豆腐を崩してひじきの煮物と混ぜ、白和えにする
  4.  豆腐とひき肉を混ぜて焼き、ハンバーグにする など

このように、いろいろな食べ方を楽しみながら、食べる量を調整してみてくださいね。

※今回は、【管理栄養士】が回答しました。