お手伝いせんからさぁ

どんなお手伝いをさせてあげるかは、その子の特徴をみながら選んでみる といいと思います。私も普段の子どもたちの遊びのようすを思い出しながら、お手伝いしてもらうことを決めたり、注意してみてあげないといけないところはどんなところかを考えたりします。

 

家庭でできるお手伝いをご紹介します。

 

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年齢の目安:1歳ごろ~

内容 お買い物を一緒にする
ポイント 食材をみながら名前や色、特徴を伝えてあげます。

年齢の目安:3歳ごろ~

内容 【下準備】
・野菜や芋を洗う
・皮をむく
・野菜をちぎる
ポイント 食材に手で触れて、汚れや形・色などを覚えます。
皮をむき、中身が違うことが分かったり、手指の力が必要なことを覚えます。ピーラーを使うときは一緒に手を添えたりし、けががないように気を付けます。
野菜をちぎるときは、先に大きさの見本を作ってあげておくといいですよ。

年齢の目安:4歳ごろ~

内容 【下準備】
・買ったものを片付けながら一緒にしまう
・茹で卵の殻をむく
【調理】
・和える
・おにぎりを作る
【盛り付け】
・テーブルセッティング
【片付け】
・食べ終わった食器を片付ける
ポイント 料理の味付けをする、という工程は子どもが喜びます。ドレッシングなどはボトルから直接かけるとかけすぎるので、ある程度の量をあらかじめ小さい容器に入れておくとよいでしょう。
味見をさせてあげると、苦手な野菜を食べるきっかけにもなります。
おにぎりはラップに包んであげたものを渡してあげるとよいでしょう。
テーブルセッティングは、テーブルを拭いたり、お箸の向き、お皿の向きを教えてあげるのにいいですね。

年齢の目安:5・6歳ごろ~

内容 【下準備】
・食材を切る
・米をとぐ
・卵を割る
・ハンバーグや餃子のたねを混ぜる
【調理】
・炒める
・ホットプレートで食材を焼く
【盛り付け】
・盛り付けと配膳
・ごはんを盛り付ける(片付け)
・食器洗い
ポイント 包丁を使って切るときは、「ねこの手」を説明、大人が見本を見せて、切りやすい食材から経験させます。刃物を使用するときは、危険であることをお話しし、必ず大人が側につきます。
生卵を割るときは、殻が一緒に入りやすいので、あらかじめボウルの上にザルをのせておくとよいでしょう。
火を使うときは、やけどの注意を説明してからはじめます。
盛り付けは、自分の食べられる量はどれぐらいか考えながらよそわせてあげるといいですね。
食べ終わったら食器を下げることを教えます。そのとき、割れやすい食器を大切に扱うことなど覚えます。食器洗いは、はじめは割れないお椀などの食器からはじめて、ようすをみてみるといいですね。

 

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年齢の目安とありますが、あくまでも目安です。

例えばうちでは茹で卵の殻むきは、子どもたちが大好きなお手伝いで、2歳ぐらいから手伝ってもらっています。

逆に包丁はまだ使わせたことがなく、もう少し先でもいいかなと思っています。

 

小さな子どもと関わるときに必要なものは、根気 だと最近つくづく思います。

「口出ししたい」「もう私がやってしまいたい」・・子どもがお手伝いやおかたづけをしているときなど、口や手がここまで出かかります。

根気強く・・待てまて・・と自分を押さえます。

 

毎回のことになりますが、気長に子どものようすを見守ってあげるには、まずは自分に心のゆとり を・・。

だから、余裕のないときは手を抜いて。でもそんな日ばかりにならないよう、自分のなかでメリハリをつけて

「お手伝いせんからぁ」なんて子どもに言わせてしまわないように、お手伝いをさせてあげられる心と時間の余裕をつくらねば、と、改めて思うのでした。