食材を購入するとき、親子で一緒にスーパーに行っていますか?
子連れでの買い物って、時間がないママにはなかなか大変ですよね。魅力的なものがたくさんあるからか、子どもの「アレが欲しい!コレが欲しい!」が始まったり、スーパーに着いた途端に走り出す…なんて経験があるママも多いのではないでしょうか。
スーパーへ行ってもゆっくり選ぶ時間がないので、便利な宅配サービスを活用したり、買い物時は子どもを家族に預けてママひとりで行ったり、ということもありますよね。
親子で行っても慌ただしく買って帰るだけということが多いと思いますが、いつもそれではもったいない!
実は、スーパーは食に関する知識を増やすのはもちろん、子どもにたくさんの体験をさせてあげられる格好の食育の場なのです。
そこで今回は、買い物時間を楽しい食育教室に変える6つのコツをご紹介。次回スーパーに行くとき、お子さんの成長に合わせて、できることから取り入れてみましょう。
【1】「アレ」と「コレ」を結びつける
子どもが全形の野菜を見るチャンスは意外に少ないもの。「◯◯ちゃんが好きなブロッコリーだよ」「絵本で見たかぼちゃってこんなに大きいんだね」などと話してあげると、「アレがコレか」と結びついていきます。
【2】ボキャブラリーを増やす
スーパーには子どもにとって目新しいものがたくさん。「これ何?」にはぜひ答えてあげましょう。逆にママから「これ何だ?」とクイズを出してあげても楽しいですよ。
【3】「自分が選んだ!」で食べる意欲アップ
「にんじん、好きなのを選んで」と任せたり、2つの商品で購入を迷ったら「どっちがいいと思う?」と意見を聞いてみたり。食卓に出すときに「◯◯ちゃんが選んでくれたんだよね」と言ってあげれば、食べる意欲がアップ!
【4】自然に数や文字にも触れられる
「ゼリ―は2個買う?3個?」「これはしょうゆって書いてあるんだよ」など、数や文字にも自然と触れあうきっかけになります。幼児期にはこうした日常生活の中で学べることがたくさんあるんですよ。
【5】がまんの練習をさせても
子どもは「アレ買って、コレ買って」となりがち。幼児期には、魅力的な商品が溢れている場で全部がまんするのは、とても難しいことなので「1個ならいいよ」と選ばせ、他はがまんさせてみるのもよいでしょう。「がまんできないから連れて行かない」よりも「がまんを経験してもらおう」とするほうが、子ども自身の自己コントロールの練習になります。
【6】お手伝いを通して達成感を
「玉ねぎをカゴに入れて」など、お子さんの成長に合わせてできることを積極的に頼んでみて。ママに感謝されると「ママの役に立った!」という達成感を得て、お手伝いがどんどん好きになるでしょう。小さなエコバッグを持って行き、帰りに少し荷物を持ってもらうのもいいですね。
必要なものを全部買って帰るのは難しくても、「今日はお肉とヨーグルトだけは買って帰ろう」など、あらかじめ買うものを絞っておくと焦らなくてすみますし、子どもとじっくり向き合うゆとりも生まれますよ。
普段はゆっくり買い物できないママも、時間に余裕があるときはぜひ親子でスーパーを楽しんでみてくださいね。