子どもの小さいうちは、「これっていつから食べさせていいのかな?」と悩むもの、たくさんありませんか?育児書などには、目安時期など記載されているものもありますが、
・味が濃すぎないか?(だいたい大人の美味しいものは濃い味が多いです)
・かたさがかたすぎないか?(バナナの固さが目安です)
・食物アレルギーを起こす心配のある食べ物ではないか?
これを基本に考えるのがシンプルです。
大きさに関しては、小さければよいというものでもありません。前半でも書きましたが、あまりに小さいものは、噛む必要がなく、飲み込んでしまいます。かたさがバナナぐらいであれば、噛む練習のためにも、ある程度大きめにしてあげてほしいなと思います。手で持って前歯で自分の一口分をかじりとる、ということも練習させてあげたいです。
ですので、食パンを手にもちやすい大きさに切ったスティックパン、だしでやわらかく茹でたスティック野菜なんかは、ぜひ料理のひとつとして取り入れてもらいたいものです。
とはいえ、小さいうちは、どんなことでも危険がつきものです。ちょっと大きめにしたものを与えるときは、子どもが口の中に食べ物を入れてからどうするか、喉に詰まらせてしまわないように、よ~く見ておいてあげてくださいね。
そのなかでも特に気を付けて与えたい食材がいくつかあります。
例えばこんにゃくは、大人でも細かく噛みづらいですよね。これを歯ぐきで噛む・・と考えると、なかなか難しいと想像がつきます。
それ以外には、大豆やミニトマト、キャンディーチーズなど。これらに共通するのは、形がまんまるいということです。まんまるのものって噛みにくいし、誤って喉にポンと入ってしまうと、とても危険です。
なので、できればかたちはまんまるにならないように切って与えてあげるなど、このあたりは配慮が必要です。
おすすめしたスティックパンですが、わりと口の中の水分を吸い取ってぱさぱさして飲み込みづらいこともあるので、サクっと噛み切りやすくトーストするのもおすすめです。子どもの具合をみて、すこしスープに浸してあげるのも食べやすいです。
1歳をすぎる頃からだんだんと歩けるようになり、動き回るのも楽しい時期ですよね。まず、椅子に落ち着いて座ってくれたら、それってすごいことだと思います。
また、いろんなことに興味深々で、食事中でも周りのいろんなことが気になります。
その上、好き嫌いも出てきたりなんかして、そう考えるとこの頃の食事ってほんとものすごい労力が要るものです。
100点満点は目指さずに、一番は楽しく食べられること。
その次でいいので、カミカミして食べること。これを意識して教えてあげられるような食事づくりができるといいなと思います。