風邪かな?と思ったら食べたい 離乳食オススメ食材3選

 

れんこん

咳の症状でおすすめしたいのがれんこんです。昔から咳止めの民間薬としても知られ、咳止め飴にはれんこんが使われているものも多いです。粘膜を保護する作用もあるため、我が家でも乾いた咳にも痰がからんだ咳にも、咳が気になる時はまず食べてもらっています。れんこんは繊維が多くて離乳食の中期まではそのまま食べるのはなかなか難しく、諦めているママも多いのですが、実はれんこんのしぼり汁はでんぷん質がたくさん含まれているので、水溶き片栗粉の代わりに使うことができるんです。

すりおろしたれんこんは、つなぎを入れなくてももっちりとまとまってくれるので、手づかみ食べができるようになったらお好みの具材や調味料を混ぜて、ふんわりとスプーンですくってフライパンやトースターで焼くだけで簡単にれんこんボールができます。

 

【れんこん】れんこんボール手づかみ食べ

 

そう思うと、れんこんって結構とっても使いやすい食材だと思いませんか?外気が乾燥して呼吸器のトラブルになりやすいシーズンは、れんこんボール(我が家はかつおぶしや青のりやすりごまを混ぜたものが定番です)をよくおやつやお弁当に作っていました。蒸しただけのれんこんも甘みがぎゅっと凝縮するからか、うちの息子は結構好みのようです。

そのほかに「香蓮(コウレン)」といって、れんこんの節部分を乾燥させて粉末状にしたものが自然食品のお店などに売られています。これは粉になっているので、小さいお子様にも活用できてとっても重宝します。我が家でも咳がひどい時には、これをおみそ汁に入れたりお豆腐と混ぜたり、お湯で溶いて少しハチミツ(1歳になってから!)を加えてあげるとよく効きました。

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れんこん粉・豆腐・海苔・かぶのおじや

  1. 昆布だしを入れて火にかけ、おかゆを作ります。
  2. くずした絹ごし豆腐・やわらかくゆでたカブ(赤カブもOK)、きざみのり、れんこん粉をトッピングして完成です。

 

 

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白菜スープ(写真右下)

刻んだ白菜をゆでたものと、昆布だしでゆでたねぎのゆで汁と合わせたものです。白菜はお通じの調子を整える効果があります。

 

りんごのくずよせ(写真上)

「りんご」のページで紹介した作り方と同じです。

こちらは離乳食中期向けに、煮詰めるとき水を多めにしています。

 

 

食べ物はあくまでお薬ではありません。ですが、お薬を飲む時のように食材の一つ一つの効能をうまく活用することで、毎日の献立作りの意識も変わっていきます。食材の効能は万人共通。子供に風邪を移したくないママやパパにも活用できますし、実際、我が家でも親子ともどもとってもお世話になっている食材たちです。漢方の考え方には「母子同服」といって母子で同じ漢方薬を飲んで養生するというものもあります。まだ母乳メインな赤ちゃんには、ママが食べた養生食材から母乳にパワーを送り込んで養生してみてくださいね。

 

 

HAPIKUサポーター/mai

漢方薬剤師、薬膳講師、離乳食・幼児食コーディネーター。
1歳10ヵ月の息子の子育てに、食材の効能と東洋医学の知識をフル活用しています。東洋医学の知識のおかげで自分の気持ちや子どもの行動に予測ができて、何度も助けられました。そこで毎日のママの大変を少し楽にする、気楽な道しるべを皆さんと共有できればと「BABY薬膳」を発信しています。
息子は食べる楽しさを感じてくれて、好き嫌いもほとんどなく、完全に食いしん坊キャラ。将来の食費が心配です(笑)

 


 

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