材料(親子2人分)
ごはんは少し多めくらいでもペロッと食べられてしまいます。ラップをかけて冷凍保存すれば余っても安心ですし、あえて多めに作っておくのも便利ですよ。
チーズはとろけるタイプにすると焼いた後に伸びてピザっぽく仕上がるうえ、野菜とくっついて一緒に食べてもらえるというメリットもありますよ。普通のプロセスチーズしかない場合でも、チーズの伸びはあまり期待できませんが、薄くスライスして並べれば少しトロっと溶けてくれるので代用できます。
トマトケチャップ、ピザソース、トマトピューレのいずれかは、見た目が鮮やかになり赤い色で食欲を刺激する視覚効果が狙えます。加えてトマトに含まれている旨味成分(肉や昆布にも含まれているグルタミン酸)が美味しさをアップしてくれます。かと言って、あまりたっぷり塗ってしまうとその味しかしなくなってしまうので、あくまでうっすら塗るイメージです。
苦味があって子どもがあまり食べてくれない野菜も、ごはんピザなら食べてくれる可能性が高まりますよ。実際に、娘と一緒に作った時の具材にはケールを使用しましたが、気にせず食べてくれました!(生で食べると大人でもクセがあったのに…)
アクが強いものや下ゆでが必要なもの(ごぼう、ほうれん草など)以外なら、そのまま野菜が使えます。ただし、玉ねぎはものによって辛みが抜けにくいものがあるので、水でさらしたり一度ゆでておくと子どもには食べやすくなりますよ。
この機会に苦手野菜の克服ができるかもしれないので、薄くスライスしたり食べやすい大きさにして使ってみてください!
作り方
- クッキングペーパー(食材がくっつかない加工のあるもの)にごはんを均一に広げる。ごはんをピザ生地のようにカリッと仕上げたい場合は一度ここで焼いておくとよい。
- ①の上に全体的にチーズをのせる。
- さらにケチャップ等を薄ーく広げる。
- 下準備しておいたお好みの野菜を並べる。
- 再度チーズを振りかけ、オーブンで8分ほどチーズがトロっと溶けるまで焼く。(フライパンで焼く場合はクッキングペーパーごとフライパンにのせ、蓋をして中火で焼きます。チーズが溶けたら蓋を取り、ごはんがカリッと焼けたらできあがり!)
- 子どもが食べやすいようにカットして皿に盛る。
具材例
- ピザと相性がいい野菜:ピーマン、パプリカ、玉ねぎ、なす、コーン、じゃがいも(定番!!)
- パーティーやおもてなし向きの具材:ミックスベジタブル、ベーコン、ソーセージ(彩り、ごちそう感♪)
- 栄養価アップ:しらす、ツナ、小松菜、ひじき(カルシウム・鉄分補給!)
アイディア次第でアレンジは無限大です。
チーズを振りかける → 野菜を並べる → ケチャップ等を広げる → 野菜をカットする の順にお手伝いをステップアップするといいと思います。子どもの年齢や能力に応じてやらせてあげることで食べることへの意欲を高めることにもつながりますよ。
毎日のごはん作りが子どもと一緒に少しでも楽しく簡単になりますように…。
ぜひ、ご家庭ならではの“ごはんピザ作り”に挑戦してみてくださいね!
HAPIKUサポーター/一瀬 ゆかり
管理栄養士。医療機器メーカーの営業職を経て、サプリメントの提案やファスティング(プチ断食)施設の創設・運営に携わり、10,000人以上の赤ちゃんからご年配の方を対象に、健康アドバイスを実施しています。
出産を機に、食育への関心が高まり、都内保育所にて、オーガニックや無添加食材を取り入れた献立づくりを行っています。調理と保育の現場を同時に経験させていただき、日々、保護者や保育士からの食育の悩みや食事づくりの相談に応じ、アドバイスしています。
一児の母として、家庭での食育にも力を入れています。