みなさんは家庭でみそ汁を作るとき、だし汁とお味噌の量は、計って入れていますか?
ちなみに私はというと、これまで基本『なんでも目分量タイプ』でした。
だし汁を作ったら、みそはだいたいこれぐらい!と、入れて味見し、そこから足したり足さなかったり。
“調味料を計る”って、つい数秒のことで、計量カップや小さじ大さじの洗い物が増えるぐらいなんてない、と思うのですが、気づいたらやっていない・・。
計量しなくてもだいたい分かるから大丈夫!と、思っていたのですが、最近、やっぱりちゃんと計量するって大事・・と感じた、ある出来事があります。
初めて買った即席のコーンスープを作ったときのことです。
マグカップに粉を入れ、お湯を注いでいたら、パパさんに「え?!お湯の量計って入れないの?!」とびっくりされました。
「え。だってだいたい分かるやん?」と言っていつものように目分量で作ったズボラな私。
すると、出来上がりをみたパパさんが一言、「それ絶対お湯多いよ」と。
次の日、またスープを作るときに、今度はちょっと面倒だと思いながらも計量カップに一度お湯を注ぎ、それからマグカップにお湯を入れてびっくり。
(え・・昨日よりトロトロクリーミー・・美味しい・・)
パパさんの言う通り、私の感覚で計った150mlのお湯は、おそらくちょっと多かったのでしょう。
思っている量ぴったりの量を感覚で入れることはなかなか難しいのです。
さすがに私のようにコーンスープに注ぐお湯まで計らない人は少ないかもしれませんが、家庭で料理をするとき、「大さじ1・・これぐらいっ!」と入れる人は少なくないと思います。
慣れればそれでもいいのですが、初めて作る、出来上がりの味の分からない料理や、今回のスープのように分量の指定があるものについては、ちゃんと計量した方がいいかもしれませんね。
特に今回のテーマである、“うす味について知る”と考えたときには、計量するということは重要なことです。
やはり目分量では日によって、味が濃い日、薄い日が出てきてしまうからです。
そんなわけで、みそ汁も一度、計って作ってみることをおすすめします。
家庭に合った分量を計って知っておくことは、後々調理の時間を短縮することにもつながります。
まずはじめは“うす味”を知る前に、大人が美味しいみそ汁を計量して作ることからやってみましょう。
次回は、一般的に美味しいと感じる塩分濃度のみそ汁のお話しをします。
また、普段自分が作っているみそ汁はだいたいどれくらいの塩分濃度なのか?そして、子どもに飲ませたいうす味のみそ汁ってどれぐらいの味なのか?そんなところを考えてみたいと思います。