『がんばりすぎない』こと

みなさんは子育て、楽しんでいますか?

私は今でこそ、子どもたちの成長を楽しみながら関われるようになりましたが、これまで毎日楽しんで子育てできていたかというと、実はそうでもありません。
特に長女が2歳半で、次女が離乳食を食べていた頃の食事・・。

 

「管理栄養士なのに食事に悩むって・・」と思われそうですが、
恥を忍んでお伝えしたいと思います。

 

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我が家は長女の離乳食がひと段落した頃に次女が生まれ、それからまた6ヶ月が経ち、再び離乳食がスタートしました。

 

1人目のときは、その子だけをみて、その子のようすに合わせて、なんとか合間を見ながら食事を作ったり、掃除や洗濯をしたりができました。
それが、子どもが2人になったもので、ちょっとしたパニックです。
生活リズムの違う2人。
あくまで我が家の場合ですが、1人が寝ていても、もう1人は起きていて、一体家事はいつするんだ状態・・。
ごはんを作ろうにも台所に立つと、必ずどちらかが足元で泣いています。

 

そんな中でも理想の食事づくり・・と必死に作った料理。
それを子どもが全く食べなかったときの落ち込み・・・笑

 

「こんなに頑張ったのに・・!」

 

そんなとき、つい怒りながら「ちゃんと食べなさい!」なんて言ってしまいます。

 

そんな日が何回か続いたときに、気がつきました。
《わたし、がんばりすぎてはいけないんだ》と。

 

やっぱりがんばって作ったものって、食べてほしいと思うものです。
だけど、おやつならともかく、それが苦手な野菜料理だったりしたら、そのまま出してもなかなか食べてもらうことが難しかったりします。

 

「作る」段階で疲れきってしまったら、「食べる」を応援できません。
ここでいう応援というのは、“言葉がけ”です。

 

「さぁ、ごはんできたよ~」と、食卓に料理を並べただけでは、まず好きなものしか食べませんよね。 苦手なものでも食べてもらおうとすると、やはり「食べてみよう」という気にさせる言葉がけが必要です。

 

私の実体験からいうと、お疲れMAXのときは、言葉がけする気力も出ません。
そんな日もあって、私はいいと思います。母親といってもヒトですからね。^^;

無理をしてもイライラするだけです。
そんな日はなるべく子どもの好きそうなメニューで、簡単に作れるものにします。

 

なるべく毎日がお疲れMAXにならないように、普段からがんばりすぎないこと。
今はごはんを食べるときに、子どもとおはなしができる余力を残すことを目標にしています。

 

日々の余力を残す方法はいろいろあります。
今 流行りのものでいうと、まとめて数日分を作っておく、常備菜もいいですね。
離乳食も、まとめて作って冷凍しておく、など。
ただ、これも家庭によって様々です。
うちの場合、当時、とにかく自分が長時間台所に立っているということができませんでした。それでも無理やりなんとかしようと頑張った結果、楽しむ以上に疲れてしまったのです。

 

だから今、子どもの食事づくりをがんばっていて、悩んでいる人がいたら、まずは
『そんなに悩まないで、がんばらんでいいんやで』と伝えたいです。
悩んでいるお母さんは絶対、すごくすごくがんばっているので。

 

似ている家庭環境の人はいても、子どもの性格も違うし、『誰かと全く同じ』なんてことは絶対にありません。周りと比較したりせず、いろいろな方法を試してみて、今の自分に合ったやり方をみつけるのが一番です。
例えば、たまに市販のものを活用するのもいいと思います。

今では添加物の少ない、安心安全なものも多いです。

 

栄養バランスももちろん大切ですが、

まずは子どもに食事の時間が楽しいと思ってもらえることが一番大切なことです。

 

疲れていたら、ちょっとしたことでイライラして、つい「~しなさい!」みたいに攻撃的な言葉しか出てこなくなりがちです。
特に仕事をしながらだと、帰宅してから疲れているには違いありません。
それでもなるべく子どもと笑顔で食卓を囲めるように。

 

日々がんばっているつもりでなくても、がんばっているお母さん。
だから、がんばりすぎないことを、私はおすすめしたいと思います。