食べることが楽しくなる!おすすめの食育絵本5選

「残さず食べようね」「にんじんは体にいいんだよ」。そう話してもなかなか理解してくれないのが子ども。食べることの大切さを言葉で教えるのは難しいものですが、食事づくりのお手伝いや収穫体験など、「食を感じる経験」を積み重ねることで食に対する気持ちは少しずつ育まれていきます。そんな「食を感じる経験」のひとつが絵本。ここでは、食をテーマにした未就学児におすすめの絵本を5冊ご紹介します。

「いただきます」「ごちそうさま」のルールが身につく
『いただきますあそび』

作品の中で繰り返される、動物たちの“いただきます”のしぐさを見ているうちに、食事のマナーが楽しく覚えられる1冊。大きな口を開けて「いただきます」と言う動物に、食べ物を運んであげるのが読んでいる子どもの役目。仕掛け絵本になっていて「いただきますあそび」をしているうちに、食事を楽しむ気持ちが育まれていきます。

 

『いただきますあそび』
著者:きむらゆういち
出版社:偕成社
価格:680円+税

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食べ物は体の中でどうなる? 子どもの素朴な疑問を解決!
『たべもののたび』

黄色い栄養のカバンを持った食べ物たちが、「いぶくろこうえん」や「しょうちょうジェットコースター」などを巡っていく旅の様子を描いた絵本。口から入った食べ物が体の中でどう変化し、栄養や便になっていくのか、そのプロセスが分かります。「どうして食べ物はよく噛まなければいけないの?」「食べ物は体の中でどうなるの?」といった素朴な疑問もイラストでわかりやすく解説され、食事の大切さや栄養に対する考え方を教えてくれます。

 

『たべもののたび』
著者:かこさとし
出版社:童心社
価格:1300円+税

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食卓のおいしい音が勢ぞろい
『おいしいおと』

「カコッ ホッ カル カル カル カル カル」。この作品の中で春巻を食べるときの音ですが、繰り返し声に出してみると、春巻のパリッとした皮や、野菜いっぱいの温かい具が口いっぱいに広がったときの食感が思い浮かんでくるから不思議! 意外性のあるさまざまな音の表現が満載で、「食感」もおいしさを引き立てる大切な要素だということを教えてくれます。

 

『おいしいおと』
作:三宮 麻由子
絵:ふくしまあさえ
出版社:福音館書店
価格:900円+税

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絵本を読み聞かせてあげたら、絵本と同じメニューを作ってみるのもおすすめ。絵本のメニューに似せて盛り付けし、絵本の一節を話しながらいただくと、さらに豊かな経験となり、食卓の会話も弾むでしょう。