企業インタビュー Vol.08 今日も地域で、のんびり・ほっこり活動中! ~消しゴムはんこ作家TOMORUFUさん × 地域交流スペース「二俣川ハウス」 最終更新日:2021.12.08 二人の子どもを育てながら、「絵を描くことが好き!」という思いに立ち返り、消しゴムはんこの作家として幅広く活動を続ける、TOMORUFUこと古本貴美子さん。ボランティアや地域の人々とのつながりを大切に、地域で地道に活動を続けてきた「どんぐりの輪」代表の迫祐子さん。どこか懐かしい居心地のよい地域交流スペース「二俣川ハウス」にて、インタビュー当日に開催された「消しゴムはんこ教室」の模様とともに、子育てをしながら自分らしく歩み続けてきたお二人の物語をご紹介します。 目次 自分と向き合うクリエイティヴな時間。 「消しゴムはんこ」は、奥深い世界だった!【古本貴美子さん】子どものころから大好きだった「絵を描くこと」 お母さんになってから、自分の夢に“再会”。幼稚園の卒園アルバムづくりから生まれた「ははのす」 そして消しゴムはんこの作家へ【迫祐子さん】「自分にできることって、何だろう」を模索しながら、人とのつながりを大切に、地域への橋渡しをしながら、歩き続け、たどり着いた。本が大好き!人が大好き!を形に。 思い思いに過ごせる「ブックカフェ」をスタート。自分らしくそして、ゆるやかにつながりながら。 これからも、地域を拠点に。児童精神科医・佐々木正美先生の本 自分らしくそして、ゆるやかにつながりながら。 これからも、地域を拠点に。 迫さん、古本さん。二人とも、とにかく自然体、明るくて穏やかな笑顔。これまでの人生の中でたくさんの学びや経験をしてきたからこその、静かなエネルギーを感じます。その元気の源は、どこから来るのでしょう?それぞれに心に残る出来事と、子育て世代へのメッセージを語ってくれました。 古本さん 「髪を振り乱し子育てに必死の私を見て、母が『悪いお母さんでいいんだよ』と言ってくれて。その言葉に、心がふっと楽になり、涙が出ました。今でも時々その言葉を思い出し、かみしめています。目くじらを立てるのではなく、子どもと一緒に遊ぶほうが楽しい!家事が完璧にできなくても、自分を責めない、他の人と比べない!私はこのままでいいんだ、と、思えるようになりました。子どもが大きくなるにつれ、親にできることは減っていくけれど、子どもの夢を応援していかれたらステキですね」 迫さん 「義父が病気になり、長期間自宅で義母と看病していたのですが、ヘルパーさんがいつも話を聞いてくれて。義母も私もそれだけで心が救われたんです。他の人に話を聞いてもらえるだけで楽になれるんだ、と実感する毎日でした。そして子育てや在宅介護をするなかで、いろいろなことを学び、経験し、たくさんのお仲間に出会って、ネットワークが広がっていきました。今の時代は、何かに行き詰ったときだけではなく、「ねぇねぇ聞いて」と話せる人や場所が少なくなってしまいました。ふとしたときに『今日はちょっと話しにいこうかな。今日は何やってるかな』そんなふうに思ってもらえる居場所を、ゆるりと、マイペースで続けていきたいですね。自分がまず楽しいことが大事。そして無理しすぎず、何事もちょうどいいぐらいがいいんです、できなくても、いいんですよ!」 子育ての中で紆余曲折しながら、そして自ら学び続け、地域に根差した活動を積み重ねてきたお二人。これからの夢はまだまだ膨らみます。 いろいろな考え方や得意なことを持ち寄って交流し、笑い合える場所。 お茶の間でおしゃべりしていたら、ふと新しいアイディアが生まれる場所。 無理せず、自分らしく、ありのままでいられる場所。 それが「二俣川ハウス」でした。 人と人とが出会い、新しい何かが生まれていく…。 皆さんの街にもきっと、皆さんの“心のハウス”…ほっこりできる居場所があるはず。それは、どこか特別な場所ではなく、誰かとの何気ないおしゃべりから生まれるのかもしれません。 二俣川ハウス入り口にて。左から田中さん、古本さん、迫さん。 迫さんおすすめ!心が温かく楽になる永遠の名著 児童精神科医・佐々木正美先生の本 佐々木正美先生は、2017年に81歳で亡くなるまで、臨床医として約半世紀にわたり子どもの発達を見つめ続け、保育園や幼稚園などの現場でも勉強会を重ねてきました。新潟大学医学部卒業。ブリティッシュコロンビア大学留学後、秩父学園、小児療育相談センターなど様々な大学や機関を経て、川崎医療福祉大学特任教授、横浜市リハビリテーション事業団参与。著書「子どもへのまなざし」は、子育て家庭だけでなく保育・教育現場のベストセラーとして読み継がれている。自閉症の子どもに対する療育プログラムの普及に努めました。 『完 子どもへのまなざし』 著者:佐々木正美 出版社:福音館書店 迫さん「『子どもへのまなざし』シリーズは、どれも素晴らしいのですが、とくに完結編である『完 子どもへのまなざし』は、気がかりな子どものことについて多くのページが割かれています。現代社会の中で、子ども達の生きづらさに向き合い、子どもを社会で育てること、助け合うこと、思いやりを持つことの大切さ、そんな普遍的な人間としてあたり前の生き方を教えてくれます」 お二人の最新の活動をご紹介♪ ぜひチェックしてみてくださいね! ・旅するブックカフェ@二俣川ハウス https://twitter.com/donguri2house ・TOMORUFU-MADE https://tomorufumade.jimdo.com/ ・ははのす https://hahanosu.jimdo.com/ < 123 シェア ポスト シェア はてぶ シェア ユーキャンの料理講座 ユーキャンの離乳食・幼児食コーディネーター講座