子どもを野菜好きにするためのトレーニング『べジトレ』。
前回は、子どもの野菜嫌いを克服するために、野菜ジュースを使った簡単レシピを、HAPIKUサポーターの荻原さんが紹介してくれました。炊飯器ひとつでできる「手羽元の野菜ジュース煮込み」は美味しくて簡単と大反響を呼び、野菜を口にしなかった息子がパクパク食べてくれました、と嬉しいお便りもいただきました。
シリーズ4回目となる今回は、料理研究家 吉田理江さんに、アレルギーを持つお子さん向けのレシピを提案していただきます。
もちろん、野菜嫌いだって克服しちゃいます!
近年アレルギーをもつ子どもが増えてきました。「食べたいけど食べられない…」と悲しい思いをしている子どもに、「我が子にも食べさせてあげたい…」と心を悩ますママやパパも少なくないと思います。野菜嫌いを克服し、忙しいママでも実践でき、アレルギー三大要素ある「卵・乳・小麦」を使わずに簡単に作れるレシピ、もちろんアレルギーを持たないお子さんも楽しめる野菜ジュースを使ったレシピ4選をご紹介します。
鮮やかな色の仕上がりに子どもも大喜び! お好み焼き
小麦粉の代わりに米粉、卵の代わりに山芋 を使用した、もっちりとしたお好み焼きです。
野菜ジュースを使っているので、ほんのり甘く食べやすいです。
材料(幼児2人分)
米粉 | 50g |
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山芋 | 40g |
野菜ジュース | 100cc |
キャベツ | 50g |
赤パプリカ | 1/4個 |
ハーブベーコン(卵たん白不使用のものを使用) | 3枚 |
油 | 小さじ1 |
作り方
- ボウルに米粉、すりおろした山芋、野菜ジュースを入れよく混ぜる。
- ①に千切りにしたキャベツ、みじん切りにした赤パプリカ、1枚を6等分に切ったハーフベーコンを加え更によく混ぜる。
- フライパンに油小さじ1/2を入れ熱し、生地の半量を直径12cm位の円形になるように流し入れる。焼き色が付くまで弱めの中火で片面3~4分ずつ焼く。残りも同様にする。
(お好みでトマトケチャップをかけて食べる)
子どもの苦手なピーマンもセロリも摂れる! スコーン
絹ごし豆腐を使った食べやすい食感のスコーンです。
野菜ジュースには、子どもの苦手なセロリやピーマン、ほうれん草なども含まれるので、食べた時には「食べられたね」とほめてあげてくださいね。自信がつき、野菜嫌い克服へ一歩前進です。
材料
(A)製菓用米粉 | 100g |
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(A)アーモンドプードル | 25g |
(A)砂糖 | 20g |
(A)片栗粉 | 10g |
(A)ベーキングパウダー | 4g |
(A)重曹 | 1g |
(A)塩 | ひとつまみ |
(B)絹ごし豆腐(水切りしない) | 30g |
(B)野菜ジュース | 20g |
(B)油(米油使用) | 20g |
(B)レモン汁 | 大さじ1/2 |
作り方
- オーブンを170℃に予熱する。(A)をボウルに入れて、アーモンドプードルのだまがなくなるまでホイッパーでよく混ぜる。
- 別の大きめのボウルに(B)を入れてホイッパーでよく混ぜ、乳化させる。(粉が、少しついていても大丈夫です)
ポイントは、しっかりと混ぜること。 - ②のボウルに①を入れて、ゴムバラで粉っぽさがなくなるまで素早くまぜる。
- 手で生地を1つにまとめ、まな板の上に置き、直径10cm×厚さ3cm位の円形に整える
- 包丁で6等分に切り、クッキングシートを敷いた天板に並べ、170℃に温めたオーブンで18~20分程焼く。