野菜ジュースを使った小麦・卵・乳不使用のアレルギー対応レシピ!

子どもを野菜好きにするためのトレーニング『べジトレ』。
前回は、子どもの野菜嫌いを克服するために、野菜ジュースを使った簡単レシピを、HAPIKUサポーターの荻原さんが紹介してくれました。炊飯器ひとつでできる「手羽元の野菜ジュース煮込み」は美味しくて簡単と大反響を呼び、野菜を口にしなかった息子がパクパク食べてくれました、と嬉しいお便りもいただきました。

シリーズ4回目となる今回は、料理研究家 吉田理江さんに、アレルギーを持つお子さん向けのレシピを提案していただきます。
もちろん、野菜嫌いだって克服しちゃいます!
近年アレルギーをもつ子どもが増えてきました。「食べたいけど食べられない…」と悲しい思いをしている子どもに、「我が子にも食べさせてあげたい…」と心を悩ますママやパパも少なくないと思います。野菜嫌いを克服し、忙しいママでも実践でき、アレルギー三大要素ある「卵・乳・小麦」を使わずに簡単に作れるレシピ、もちろんアレルギーを持たないお子さんも楽しめる野菜ジュースを使ったレシピ4選をご紹介します。

野菜ジュースの甘味でいつもより砂糖控えめ! クッキー

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無調整豆乳の代わりに野菜ジュースを使っているので、おやつを食べながらβカロテンを手軽に摂取できます。ほんのりオレンジ色に仕上がるのも可愛らしいですよね。それに、野菜ジュースの甘味があるので、いつものクッキーより砂糖控えめがうれしいですね。

 

材料

(A)製菓用米粉 35g
(A)砂糖 20g
(A)アーモンドプードル 15g
(A)片栗粉 10g
(A)塩 ひとつまみ
(B)油 20g
(B)野菜ジュース 100g

作り方

  1. オーブンを170℃に予熱する。ボウルに(A)を入れてホイッパーでよく混ぜる。
  2. 別のボウルに(B)を入れてホイッパーでよく混ぜ乳化させる。
  3. ②のボウルに①を入れて、ゴムベラで混ぜる。手でボール状にまとめる
  4. まな板の上に生地をおく。ラップかぶせ4~5㎜厚さになるまで麵棒で伸ばし、型抜きをする。
    (生地が少しポロポロしていても大丈夫です)
  5. ⑤クッキングシートをしいた天板に、型抜きをしたクッキー生地をゴムベラ等を使って並べ、170℃のオーブンで10分~12分焼く。
    (できたては、柔らかいので冷めるまで触らないように)

 

 

「食物アレルギー」とは、アレルギーの一種で「ある特定のもの(食べ物)に対し、からだが過剰に反応する状態」のことですが、乳児期に発症し、個人差はありますが、小学校入学時までには寛解するケースも多いようです。最も多い原因食品は「鶏卵」、ついで「牛乳」「小麦」で、この3つが三大アレルギーと言われています。

 

食物アレルギー児の子育ては、手抜きが難しいと感じているママやパパが多いのではないでしょうか。加工品や調味料の原材料まで配慮しなければならない、安心して外食が出来ない、市販品も限られるなど。

それに加えて「野菜が苦手」となるとさらに大変だと感じると思います。野菜をよく食べ、食生活を見直し、腸内環境を整えると、アレルギーが寛解するケースがあると言われています。野菜ジュースを使用して少しずつ野菜嫌いを克服出来るといいですよね。

今回ご紹介したレシピは、簡単に作れてからだに優しく、野菜嫌いのお子さんでも食べやすいので是非試してみてくださいね!

 

吉田理江(よしだ・りえ)/料理研究家・調理師・栄養士

writer-yoshida20代の頃食べないダイエットをして体調を崩し、食と向き合うようになる。「美容と健康は台所から」をモットーに活動中。出産を機にアレルギー対応レシピにも力を入れている。
飲食店に勤務後、料理研究家に師事、その後独立。調理師、栄養士、ダイエットアドバイザー、フードコーディネーター3級、薬膳アドバイザー、オーガニック料理ソムリエ、他保有資格多数。