ありそうでなかった”一口サイズ”<br>
子どもが食べる小さなおにぎりにこだわりました!

海苔とかつお節のスープ

おわんにちぎった海苔、かつお節、おしょうゆとお塩を少々入れ、お湯を注ぐだけ。梅干しとブロッコリースプラウトをあしらいましたが、無くても構いません。海苔が柔らかく食べやすくなります。
ちょっと地味な見た目ですが、かつお節と海苔から良いおだしが出て美味しいですよ。先にご紹介した、海苔をカットした時に出る切れ端をそのままスープに使ったら、一気に2品出来ちゃいますね。

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市松模様がかわいい 海苔チーズパン

簡単なのにかわいくて、ちょっと目先が変わりますよね。
食パンに、スライスチーズと小さく切った(ちなみに、のりちゃんだと6等分しました)海苔をのせ、かる~く温めました。チーズがほんのり温まってパンとなじみ、剥がれにくくなります。海苔の風味が加わって、我が家の娘たちは「美味しい!」と食べてくれました。チーズの下にしらす・ツナ・ハムなどを敷くと、たんぱく質やカルシウムなどの栄養素がさらに増すので良いと思いますが、朝ごはんがなかなか進まないお子さんには、これくらいが軽くて食べやすいかもしれません。意外と海苔にも、たんぱく質やカルシウムが多く含まれているんですよ。

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さっぱり!レタスとカニカマの海苔和えサラダ

ちぎったレタスとスライスしたきゅうり、ほぐしたカニ風味かまぼこを、おしょうゆベースのドレッシングと海苔で和え、さらに上からも海苔を贅沢にかけちゃいました。海苔とカニ風味かまぼこの磯の風味がプラスされて、サラダがぐんっと美味しくなります。

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ちょっと洋風に 海苔タルタルサラダ

海苔とマヨネーズ、意外と相性が良いのはご存知ですか?ゆでたじゃがいもやにんじんブロッコリーなどの野菜と、ゆで卵をコロコロの角切りにし、海苔とマヨネーズで和えてみました。マヨ味はパンとの相性抜群なので、トーストにのせたり、サンドイッチにして食べるのがおすすめです。

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野菜の海苔肉巻き

ちょっと手順が多くなりますが、お弁当にも晩ごはんのメインにもおすすめです。

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【作り方】

  1. 豚肉のうす切り(しゃぶしゃぶ用)、ゆでて棒状にした野菜(写真はじゃがいも、にんじん、ブロッコリーの茎です)、片栗粉、すりおろしたしょうが、焼き海苔、めんつゆを準備します。
  2. 豚肉を広げ、野菜を手前にのせ、くるくる巻いていきます。
  3. 海苔をのせ、ぎゅっと握ってしっかり貼り付けます。
  4. 片栗粉をまぶし、さらにぎゅっと握ってなじませます。
  5. 温めたフライパンに多めの油を入れ、4.の閉じ目を下にしてを並べて、じっくり焼き固めます。
  6. コロコロ転がしながら全面を焼き、全体的に白っぽくなったら取り出し、余分な油を拭き取ります。
  7. フライパンにおろししょうが少々とめんつゆを入れ、6.の肉を戻し入れます。
  8. 弱火~中火にかけ、タレを煮からめます。

タレはめんつゆに限らず、焼肉のタレや醤油・みりんで照り焼き風の味付けにしても美味しいです。

 

 

以上、8品をご紹介させていただきました。
他にも海苔を使ってお弁当をかわいくしてみませんか?
おかずやおにぎりにお顔をつけるのはもちろん、海苔の黒色は締めの色にもなって、お弁当がより一層美味しそうになりますよ。

 

私は保育園に勤めているので子どもたちが給食を食べている姿を見ていますが、青物(緑の葉物野菜など)に次いで、黒い食べ物を敬遠する子どもが多く見られる気がします。例えばワカメ、ヒジキ、そして海苔。ミネラルを多く含んでいて、からだの調子を整える働きをするこれらの食物は、日々の食事の中で少しずつでも摂りたいものです。
最初は見た目で苦手かも、と思ってしまうことが多い小さな子どもたち。でも、食べてみたら美味しい!と思ってくれるかも。まずはひと口でも食べてみようと思う気持ちを引き出すお手伝いができたらと、食べやすかったり、かわいく見える工夫を提案させていただきました。
どれか1つでもやってみようかな、と思っていただけたら嬉しいです。

 

サポーター/荻原 幸子(オギワラ サチコ)

ちょっぴり小食・偏食な姉妹を育てている主婦です。娘たちに食事の時間を楽しんでほしい、食べることを好きになってほしいと思い、ちょっと可愛らしさもありつつ、食べやすいごはん作りを目指しています。調理師・幼児食インストラクター・食育アドバイザーの資格を活かして、日々のごはん作りを頑張るママやパパの手助けが少しでも出来たらと思っています。