気になる小食、どうしたらいいの?

臨床心理士が伝える感覚面、その第4弾では「ごはんを食べ過ぎてしまうのはどうして?」と題し、考えられる要因とお母さん方に心掛けていただきたいことをお伝えしました。第5弾となる今回は、前回とは対照的にお子さんの「小食」についてです。それぞれのタイプ別に専門家がアドバイスをしています。

子どもにあった食事量や食べる回数を!

確かに食べる量が少ない、となると栄養面も心配になるのは当然です。しかし、①の省エネタイプでもお話した通り、小食で注意すべきポイントはお子さんの身長と体重など(成長曲線)が伸びているかどうか、です。成長曲線をやや下回っていたとしても本人なりのペースで伸びてきているのであれば特に気にしなくても問題ありません。ただし、大きく下回るようなら保健師(保健センター)や医師(病院)にご相談いただくことをおすすめします。

 

また小食がいつまで続くのか…というお話ですが、大人になっても小食の方はいますので、①の省エネタイプのようなお子さんはなかなか変化しにくいものです。ですが、お子さんによっては保育園や幼稚園に入園し、他児らと一緒に食べる給食ならばある程度の量を食べられる子どももいますし、小学校などに入り活動量が増えるのと比例して食事量が増える子どももいます。まずは、本人なりにでも身長や体重が伸びているのか、というポイントを意識しながら、それぞれのお子さんのペースにあった食事量や食べる回数を見出していけるとよいですね。

 

※今回は、一般社団法人ぽけっとの【臨床心理士】が執筆しました。

 


 

一般社団法人ぽけっと

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