よく噛める歯ときれいな歯並びのためにママができること【遊び編】

前回は、よく噛める歯ときれいな歯並びのために、食べるときに気をつけたいことについて紹介しました。しかし、お母さんから注意されすぎて、子どもが食べることを楽しめなかったり、食べることを嫌いになったりすることだけは避けたいですよね。
今回はいつもの生活の中でよく噛める歯ときれいな歯並びのためにできる遊びと、そのために心掛けてほしいことをご紹介しますね。

※年齢・月齢は目安です。発達のスピードや興味・関心には個人差があります。「こんなこと、うちの子できないわ」「わが子は興味を全然示さない」などということは、よくあることです。

 

1歳~2歳・ラッパやストローを吹く

1~2歳頃の子どもは、ラッパのように吹いて遊ぶおもちゃが大好きです。吹いても吸っても音が出るもの、消毒できるものなど、市販のラッパのおもちゃにはさまざまな種類があります。

「ストローでコップの中を泡立たせる」ことも、食事のマナーとしてはよくありませんが、口のトレーニングにはとてもよいことです。 誤って飲まないことを子どもが理解できるようになったら、コップにボディソープかシャンプーと水を入れて、食紅を垂らしたらストローをさして、ぶくぶく泡あそびをしてみませんか。楽しく遊びながら口のトレーニングができます。

 

3歳~ 楽しく遊びながらトレーニング

できることが増えるにつれて、子どもが面白がって遊びながら口のトレーニングになることの幅も広がります。
前回の【食事編】でもアドバイスをいただいた千葉市中央区の柏戸歯科医院・院長の柏戸俊彦先生に、よく噛める歯ときれいな歯並びのために、食べること以外でいつもの生活の中でできることを教えていただきました。

 

シャボン玉

柏戸先生のおすすめの1つが、シャボン玉です。便利な吹き具もありますが、ぜひストローを使ってください。しっかり息を吐く訓練になりますよ。わざと細いストローを使うのもいいですね。

 

口笛、にらめっこ

口笛やにらめっこは音を出せない静かな場所ではやりにくいですが、道具を使わないので、移動中や待ち時間など気がむいたときにいつでもできるのでおすすめです。

 

風船

風船の端を結ばなくても、ちょっとだけ空気を入れたら口を離して、空気が抜ける様子も子どもは面白がります。

 

柏戸先生によると、風船をふくらませることができない子どもが多くなってるそうです。遊びのひとつに風船をぜひ取り入れましょう。