子どもの気持ちになって考えてみる

悪いと分かっていてやったことなら、どうしてそんなことをしてみたいと思ったのか。

抱っこしながら、または手をつなぎながら、口に出して聞いてみます。

この時、その子どもの気持ちになってたくさん考えます。

『もういらないからあっちに行ったの?』『あそこに見えたおもちゃが楽しそうだなぁって思ったん?』『○○を持ってきてあげようと思ったん?』『ママに見せてあげようと思ったん?』

理由を聞くと、子どもがとった怒られる行動の裏側に、子どもの優しい気持ちが隠れていることもあって、ハッとすることもあります。

 

yururi040_img01そんな時は、「でもね!!今は座ってごはんを食べる時間で・・!」と言いたいところ、ぐっとこらえて、まずは素直に『そうだったの?ありがとう』と言います。そしたら、張り詰めていたものが緩んだように、手を握り返してくれたりします。それから、どうしてママが怒ったのかお話しをすると、すんなり聞いてくれ、次からは席を立ってしまったときに、「あれ?ごはん中にウロウロしてもいいんだった?」というと、『あかん~~~!』と答えてすぐ戻ってくるようになりました。(どうしても衝動にかられて席を立ってしまうことは未だにありますけどね;笑)

 

また、そのようすを見ている長女は、妹や小さいお友だちが悪いことをしていると、私が言うことと同じような注意の仕方をします。

たまに長女がぶっきらぼうな言い方で妹を怒る口調に、「そんな言い方しないで、優しく教えてあげてよ~」と言いながら、自分の身をただすのです。

 

子どもの気持ちになってみたら、見えてくることがたくさんあります

こぼしたり汚したり壊したりも、一瞬頭に血がのぼりますが、考えてみればそんなところに置いている大人がわるい、そりゃあ触りたくなるよね、なんてこともしばしば。

だから、子どもに怒るのは半分。残りは自分が反省です。