離乳食のストックがない!スーパーで駆け込み調達できる子どもにやさしい食材

レトルトの白がゆ

大人が病気の時にお世話になるお粥。スーパーでもレトルトの白がゆが売っていますよね。

なんとなく大人用だから…と思っていましたが、内容をチェックすると意外と米と水だけのシンプルなものが多く、これなら使える!と思ったのです。

大体市販の一般的なお粥は5~3倍粥くらいのようです。ということは中期くらいからはそのまま使えますよね。初期はお湯を足して少しつぶすか、上澄みだけをあげるのもアリです。

 

米は赤ちゃんが一番初めに口にする食材。気という字の旧字体が「氣」と書かれることや、一粒万倍といわれ、一つの籾から何万倍にもなる稲穂が育つパワーを持つことからも、お米のもつ効能を感じていただけるかと思います。

念のため、酸化防止剤や食塩が無添加かどうかチェックしてから試してみてくださいね。

 

写真は、初期~中期のメニューです。左下がおかゆ、右下がトマト、上がさつまいもを使っています。

 

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バナナ

皮を手軽に剥くことができ、身がやわらかくつぶすのも簡単なうえに、完全栄養食と言われるバナナは、薬膳でも便秘の改善や免疫力UPにも一役買ってくれる優れものです。スーパーやコンビニで1本売りがあるのは急に必要な時にとてもありがたいですよね。

 

ただ、問題がひとつだけあって、バナナは南国のフルーツなので薬膳的に「体を冷やす食材」であること。胃腸が未熟な赤ちゃんのお腹、これ以上冷やしたくないですよね。

そこで、体の冷やし過ぎを防ぐ食べ方としておすすめなのは、オーブンやグリルで皮が黒くなるまでチンしてから食べることです。焼くことで身体を冷やし過ぎるのを防ぐだけではなく、少し硬いバナナも柔らかくとろける食感になるうえに、腸内環境を整えてくれるオリゴ糖が増えさらに甘みもUPするんです。外食では温めるのは難しいですが、おうちでパパっと準備する時には一度試してみてくださいね!

 

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番外編:トマトジュース

身体を冷やす食材なのでこれからのシーズンは少し調理に工夫が必要ですが、トマトは「夏の胃薬」と言われ、消化を助ける働きを持つ食材です。また、トマトにはうまみ成分のグルタミン酸が含まれるので、まだ調味料が使えない時期の離乳食にうまみをプラスするのにもおすすめです。

息子はトマトが大好きで、苦手そうな食材もトマトと一緒だと食べてくれるほどだったので、湯むきして、種を取って、つぶして、煮詰めて…とかなりの手間をかけてトマトソースを作って常備していました。

でもトマトジュースがあれば、皮も種も取らずに少し煮詰めるだけでソースになりますよね!ご飯と一緒に少し煮てトマトリゾットにしたり、お魚や野菜のトマト煮込みを作ったり、いろいろ活用していただきたいです。

トマトジュースも食塩が添加されたものがあるので、無添加かどうかしっかりチェックしてくださいね。

 

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いかがでしたでしょうか?

これからの行楽シーズン、スーパーの食材もうまく活用しながら、こだわり育児のモチベーションを維持してみてくださいね!

 

HAPIKUサポーター/mai

漢方薬剤師・薬膳講師。
1歳10ヵ月の息子の子育てに、食材の効能と東洋医学の知識をフル活用しています。東洋医学の知識のおかげで自分の気持ちや子どもの行動に予測ができて、何度も助けられました。そこで毎日のママの大変を少し楽にする、気楽な道しるべを皆さんと共有できればと「BABY薬膳」を発信しています。
息子は食べる楽しさを感じてくれて、好き嫌いもほとんどなく、完全に食いしん坊キャラ。将来の食費が心配です(笑)

 


 

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