<font><連載Vol.2></font><br>
野菜をなかなか食べてくれないお子さんに、ママが実践したアイディアとは?

前回は、ちょっとした調理や食べさせ方の工夫で、苦手な野菜を食べてもらおう!という記事を書かせていただきました。 今回は、子どもたちが大好きな「おやつの時間」を利用して、苦手食材を克服する方法をご紹介したいと思います。

ここからは、様々な食材を使った蒸しパンレシピをご紹介します!

 

青菜とバナナの蒸しパン

「野菜」といえば思い浮かぶのは緑の葉っぱ。緑色を見つけるだけで「いやだ!」と顔を背けてしまうお子さんも多いのでは…?
そこで、この蒸しパンを一口食べて、「あれ?緑だけど食べられたよ!」と自信を付けてもらいましょう!

 

作り方は、基本の蒸しパンの材料に、茹でるか電子レンジで加熱して刻んだ青菜(ほうれん草や小松菜)の葉の部分を2~3枚分と、バナナを1/4本刻んで加えて加熱するだけです。

青菜独特の青臭さは感じられず、バナナの甘みがほんのり感じられて食べやすいですよ。

 

トマトの蒸しパン

赤くて可愛らしい形のトマトですが、意外にも苦手という子どもは多いです。
しかし、トマトには色々な食べ方があって、加熱すると大丈夫という子どもも実は多かったり…。
そこで、トマトジュースを使った食事系蒸しパンで、まずはトマトの風味に慣れてみましょう!

 

作り方は、基本の蒸しパンの牛乳を食塩無添加のトマトジュースに置き換えます。そして、型に生地を流したら、刻んだチーズ(60g)を散りばめて加熱します。
トマトの酸味をチーズがまろやかにしてくれるので、トマト嫌いのお子さんでも美味しく食べられると思います。
実は、我が子はトマトは大好きなのにチーズがダメ。しかし、この蒸しパンでチーズを食べることが出来ました!我が家のように、逆のパターンでも効果ありですよ。

 

ひじきの蒸しパン

保育園に勤めていた頃、黒い食べ物は見た目だけで拒否されやすい傾向にありました。
しかし、日本の食卓の定番副菜メニューでもある「ひじきの煮物」は、ご飯にも合いますし栄養満点なので食べてもらいたいところ。
そこで、蒸しパンの力を借りて黒くても美味しい食べ物なんだということをお勉強してみしょう。

 

作り方は、基本の蒸しパンの材料に、戻したひじき3~4gを混ぜて加熱するだけです。
ひじきが長い場合は細かく刻んでから混ぜましょう。芽ひじきを使うと刻む手間が省けますよ。
ひじき自体の味はあまり感じられませんが、ぷちぷちとした食感が面白い蒸しパンです。

 

 

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3パターンの蒸しパンレシピをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
他にも、柔らかくて潰しやすくなる食材(かぼちゃや人参など)や、コーンや枝豆などは蒸しパンとの相性が良いので、苦手だよというお子さんにはぜひ作ってあげてみてくださいね。

 

今回ご紹介した“蒸しパンで苦手な食材を食べる方法”は、克服するための1つのステップです。ただ食べてくれたからこれで良しではなく、「食べることができた!」という経験を積ませてあげて、自信を付けさせてあげたいと思っています。なので、この蒸しパンで苦手だった食材が食べられた時に「食べられたね!次は夜ご飯でもきっと食べられるよ!」や、「この前は蒸しパンで食べられたから、今日はおかずにしてみたよ、食べてみよう!」といったパパママの声掛けも重要だと思います。

 

ぜひお子さんと食べ物のお話をしながら、蒸しパンで苦手食材を克服しつつ、楽しいおやつタイムを過ごしてもらえたらいいなと思っています。

 

HAPIKUサポーター/mie

短大卒業と同時に栄養士資格を取得し、保育園の栄養士として働いていた時期もあります。現在は、ちょっと内気だけど食べることが大~好きな2歳の娘が、色々な物を楽しく食べてくれるように日々健闘しております。

 


 

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