Q

とにかく偏食で困っています

2歳11ヵ月の息子がいます。幼児食になって、長い月日が経ちました。よくあることかと思いますが、とにかく偏食で困っています。
野菜は食べない、調理法を変えても気づいてしまうため食べません。肉類は基本ダメ。魚、白飯、パン、麺類は比較的食べます。気分的なものもあると思いますが、食べると少し噛んでは吐き出したり、食感が本当にダメな場合はゲボっとしたりもします。
献立にも限界があり、何を作っていいかわからず、食べなくても出した方が良いのか…など、どうしていいか悩みます。
来年から幼稚園なので、少しでも食べられるものが増えてほしいと思います。今後どのように考えて、何から実践すれば良いでしょうか?
(2歳・男児)

A

お母さん、お父さんがおいしそうに食べている姿を見せることが一番!

実は私も、幼稚園の時は小食でお肉が苦手でした。今では大食いですが…(笑)

お母さんが料理を一生懸命工夫し、心配されている姿が思い浮かびます。食べられるものが少ないと、栄養面などとても心配ですよね。お肉を食べてくれないとのことですが、私自身、お肉は噛んでも噛んでも飲み込みにくく大変だったという記憶が今でもあります。お子さんと同じくらいの年齢で、お肉が苦手…というご相談は比較的多く、恐らく噛むことにまだ慣れておらず、飲み込みにくいと感じる子どもが多いのだと思います。

献立も、手が込んでいるメニューよりも、シンプルな和食やカレー、シチュー、肉じゃが、煮物などの方が、この時期のお子さんには人気があるように思います。

お食事の時間はどのような雰囲気でしょうか?お母さんやお父さんが「おいしいね!おいしいね!」と言いながらおいしそうに食べていると、子どももまねをして手を伸ばしてくれるのではないかと思います。「食べなさい」「食べないの?」などとついつい声をかけてしまうこともあるかもしれませんが、食べないときは「おいしいよ!!」「うわあ、おいしい!今日のお料理、おいしくできたわ!」と言いながら食べてみせてください。すぐには食べてくれなくても、お母さんのお料理には愛情が詰まっていることがだんだんわかってくると思います。

来年から幼稚園なのですね!幼稚園入園まで、まだ約1年あります。その間に少しでも今より食べられるものが増えるといいですね。ちょっと目線を変えて、いつものごはんをお弁当箱に詰めて、家族で公園に行ってみてはどうでしょうか?お庭やベランダでお弁当を食べるのもお薦めです。

子どもの好きなキャラクターの顔に見立てたごはんを作って、一緒のお皿に苦手なお野菜を盛り付け、「◯○さんが応援してるよ」と声がけするのも効果的です。

幼稚園に入園してしまうとお昼ごはんを一緒に食べられる日が減ってしまうので、これからの1年間、お子さんとの食事の時間を楽しみながら過ごしてくださいね。頑張りすぎず、家族みんなが同じものを一緒に食べて笑顔で過ごすことができれば、それが一番の栄養になると思います。お母さん、お父さんがおいしそうに食べている姿を見せることが一番だと思います。苦手なものを克服することができたら、たくさん褒めてあげてくださいね。