Q

早く食べたいという気持ちが強く、噛んで食べようとしません

ご飯をほとんど丸呑みです。「かみかみだよ、あぎあぎだよ」等声を掛けても早く食べたいという気持ちが強く、なかなか噛んで食べようとしません。
(2歳・男児)

A

たくさん噛んでいる姿を見せながら声掛けを。根菜類や噛み応えのある食材で噛む練習をするのもお薦め。

早く食べたい気持ちというのは、お食事がとても美味しいのでたくさん食べたいということからきているのかもしれません。お子さんは食べることが大好きなのですね。嬉しいことですね。お子さんの様子を見ているわけではないので難しいのですが、私の娘も食べることが大好きで、食事の用意ができると、美味しそうにたくさん、急いで食べていました。

お食事の量が足りていないと、おなかが空き過ぎて一気に食べてしまうこともあると思います。おやつにボリュームのある軽食的なものを出してあげると、お食事の時に一気に食べたいという気持ちも半減するかもしれません。

また、2歳ですと奥歯まで完全に生えそろっていることは少ないので、まだしっかり噛むことができず、満腹感を得る前に急いで食べすぎてしまうこともしばしば。根菜類や噛み応えのある食材を大きめにカットして煮たり、生で食べられるお野菜も大きめに切って少し柔らかくなる手前くらいまで煮て、噛む練習をするのもお薦めです。おやつの時にも、スルメを焼いてヨーグルトと組み合わせたものや、おしゃぶり昆布を出してあげれば噛む練習になりますよ。ご飯の丸のみが怖いのであれば、視点を変えて焼きおにぎりにしてみるのもお薦めですよ。

そして、パパやママなど一緒に食べる方の声掛けはとても大切です。「かみかみね」と言ってあげるだけでも効果は大。たくさん噛んでいる姿を見せながら声掛けすると、伝わりやすいと思います。

柔らかくてあまり噛まなくても大丈夫な食材やおかずにするのではなくて、固いもの、歯ごたえのあるものを。ゆっくり噛む習慣を声掛けで促すなどして、2歳半くらいまでにいろいろな食材になれておくと、3歳を過ぎても好き嫌いの少ないお子さんになると思います。