乗り物酔いの対処方法

海や山などに遠出する機会の多い季節になってきました。車や電車に乗って出かけるのは楽しいですが、そのときに気になることの1つが、乗り物酔い。乗り物酔いをしやすいお子さんにはどんな食事がいいのでしょうか、また、乗り物に乗る前にはどんな対処法があるのでしょうか。食事で工夫できることや昔ながらの知恵をいくつかご紹介しますので、道中も楽しく過ごせるよう、取り入れやすい方法を試してみてくださいね。

 

乗り物酔いのメカニズム

西洋医学では、乗り物酔いは脳の発達と関係があると言われています。三半規管や脳の働きが未発達な2、3歳頃までの乳幼児には、乗り物酔いは起きないと言われていますが、脳が発達し始める3、4歳くらいから乗り物酔いが見られるようになり、加えて体質も関係してくると言われています。
一方、東洋医学では、乗り物酔いは水毒(すいどく)、気滞(きたい)というそれぞれの体質が関係していると考えます。水毒とは、体の中の水分代謝が悪く、余分な水分が体の中に溜まっている状態のことを言います。子どもは大人と比べ、運動量が多いので血液循環はよいことが多いのですが、これからの季節、のどが渇いて一度に多量の水分をとってしまうとか、食事をあまり咀嚼できず水分で流し込んでしまうなどが原因で、水の巡りが悪くなってしまうことがあります。舌の状態をみると、舌の両側に歯形があったり、両側がテカテカ光っていたりします。舌の状態以外にも、シャワーのみで湯船には入らない習慣がある場合や、汗をかきづらい、梅雨時に多く見られる目の下が腫れぼったいといった場合も水毒の傾向があると言われています。
また、気滞(きたい)は、体の中の気の巡りが悪い状態です。舌の状態では、舌の両側や舌先が赤くなっていたり、舌の中央に白っぽい苔があったり、黄色になっていたりします。ゲップやおならがよくでる、うんちをしにトイレに行くがでない、といった場合も気滞の傾向があります。