5つの味の働きと子どもの味覚

子どもが苦手な味

子どもが苦手な味はいくつかあります。大人よりも表面積が小さいため痛覚を感じやすく、子どもは辛味を強く感じやすく苦手です。また本能的に酸味は腐敗した味、苦味は毒の味と判断するため、苦手なことが多く、これらの味は少しずつ経験を積むことで食べられるようになっていきます。

子どもは本能的に味を選ぶことが多いため、普段苦手そうにしている味でも、体に必要な時だけ食べることもあります。無理して食べさせる必要はありませんが、苦手だろう、と決めつけずに少しだけ箸をつけてみることを提案してみたり、子どもが好きなものと一緒に調理したりするのもお勧めです。これからの季節であれば、新ごぼうやゴーヤの苦味を少し取り入れてみるのもよいでしょう。

小さい頃から手先に色々な刺激を与えると脳によいとされるように、味覚についても色々な味を子どもの頃から経験させてあげることが、子どもの“美味しい”や“豊かな味覚”を育てていくポイントとなります。