悪い菌の侵入も防ぐ!<br>よだれの効果を知っておこう

生後2~3カ月くらいから始まり、離乳食の時期にはより増えることが多い赤ちゃんのよだれ。「量が多すぎないかと心配…」「スタイをしていても服が濡れてしまう」など、気になるママも多いもの。しかし実はさまざまな働きで、赤ちゃんを守っているのです。そんな赤ちゃんのよだれが果たす役割を見てみましょう。

赤ちゃんの健康に貢献!よだれの働きとは

よだれ(唾液)の働きには具体的にどのようなものがあるのか、まずは主なポイントをチェックしましょう。

 

口の中を清潔にする

よだれはほとんどが水分なので、食べ物による汚れや口の中の細菌を洗浄する効果があります。また殺菌作用も期待できます。うがいができない小さな赤ちゃんにとって大切な役割の一つです。

 

ご飯を食べやすくして消化を助ける

よだれが混ざることで食べ物が水分を含み、飲み込みやすくなります。また、大人の唾液より消化の力が強く、未熟な赤ちゃんの消化機能を助けています。離乳食期の赤ちゃんには、特にありがたい働きと言えるでしょう。

 

歯の健康に役立つ

よだれには、歯の成長を促すホルモンや、歯を強くする再石灰化を促す物質なども含まれています。また、口の中を中性にする作用も期待できるそうで、歯を溶かす力が強い酸性の状態から中性に戻すことで、虫歯予防にも効果があるとされています。

 

こうした働きがわかると、「よだれを拭くのが面倒で困る…」という気持ちもずいぶん楽になりそうです。また、スタイが必要なほどのよだれに悩まされる期間は、そう長くはありません。口をしっかり閉じておく、出てきた唾液を飲み込むということが上手になると、赤ちゃんのよだれは次第に減っていきます。

病気の兆候の場合も!よだれのここに注意しよう

よだれの量には個人差があるので、赤ちゃんのよだれが多いからといってあまり心配はいりません。ただし普段に比べて急に増えたときは、口内炎や咽頭炎、手足口病、ヘルパンギーナなど、口の中や喉に刺激や痛みを感じる病気の可能性もあるので注意が必要です。熱を測る、口の中をチェックするなどして、具合が悪くないかを確認してみましょう。

 

もう一つよだれで注意したい点が肌荒れです。赤ちゃんの肌は敏感なため、長時間よだれが付いたままの状態ではかぶれてしまう場合があります。たれてしまったよだれは、こまめに拭いてあげましょう。

 

ただし乾いたタオルやティッシュは、赤ちゃんの肌には意外に負担が大きいもの。よだれを拭くときは、ガーゼなど肌に優しい布を濡らしたものや赤ちゃんの手や口も拭けるウェットシートなどが適しています。こするのではなく、ポンポンと押さえるように拭くのがポイントです。