はじめての食べ物

みなさんはここ最近で初めて食べたという食材はありますか?

 

かれこれ1か月前のことになりますが、私は実家に帰ったとき、祖母から『近所の人からもらったから』と、“まっかうり”をもらいました。

 

まっかうり? 色が黄色なのになぜ“まっか”? “うり”ってことは冬瓜とかきゅうりみたいな味?

なぜだかわかりませんが、食べる前から妙に警戒心が強まる私・・。

色々想像してみます。

祖母にどんな食べ物なのか聞いてみても『う~ん、きゅうりみたいな食感で・・味はメロンみたいで・・。』

 

・・なんだか想像がつくようなつかないような・・・。

『とりあえず、食べてみ』と言われましたが、な~んか気が進まず。

でもまぁせっかくだからと自宅に持ち帰り、まずは“まっかうり”がどんなものなのかを調べてみました。

 

 

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“まっかうり=マクワウリ(甜瓜)” ウリ科、キュウリ属、メロン種。

・・ウリでキュウリでメロン・・。ばぁちゃんが言っていたとおり。笑

お盆の供え物にもよく使われているそうで、夏が旬な食材。

 

さて、とりあえず冷やしてから、適当に切って食べてみました。

 

yururi013_02食べたことのない、初めてものを食べるときの気持ち・・

かなり久しぶりに味わいました。

 

うちの娘たちも、生まれてからそれぞれまだ4年と2年半・・

ここ数年、初めて食べる食材ばかりだったことでしょう。

ひょんなことから子どもたちの気持ちを考えることができました。

 

はじめて食べるものでも『はい、どーぞ』と出されたら、『なんだろう?』と思いながらもとりあえず『パクっ』と食べられる人もいるでしょう。

私のように、どんな味がするのか想像がつかなくて、周りの人から情報収集をしたり、自分で下調べしてから食べる人もいます。

 

きっと赤ちゃんや子どもたちも一緒なんだろうな~

 

そして、はじめてのものを口にするとき、周りの大人が笑顔で『おいしいよ~食べてごらん~』って話しかけることって、やっぱり意味のあることなのかも、と改めて思いました。

周りの大人が美味しいよ、大丈夫だよ、と安心させてあげること。

赤ちゃんでまだ言葉が分からなくても、安心感というものはきっと伝わるのでしょう。

 

 

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ちなみに長女は はじめて見るまくわうりに、『これなに~?りんご~?甘い~?』

色々と質問をします。そしてある程度説明したら『パクリ。』

『メロンみたい~!』

 

yururi013_03次女は『食べる?』と聞くと『いら~ん!』と言いましたが、お姉ちゃんがあまりにおいしそうに食べるので、つられて『パクリ。』

 

ほんと、“最初のひとくち”って、周りの情報の影響って大きいのでしょうね。

『おいしい』という言葉の情報、『おいしそうに食べる』という見た目の情報。

『おいしそうな匂いがする』というのも情報ですね。

五感をつかって色々な情報を仕入れようとするのでしょうね。

 

逆も然りで、私たちが『苦い』や『辛い』と言いながら食べるもの、顔をしかめながら食べるものについては、子どもたちは食べたがらないですもんね。

(たまに興味本位で食べたがってくるときもありますが。笑)

 

そうか~、私の食べているようすも、きっと『食べてみようかな』の気持ちに影響しているんだろうな。

 

 

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振り返ると最近、2人の娘に食べさせることに必死で、自分がおいしそうに食べる姿ってあまり見せられていないような・・。

 

今日は、同じものを一緒に食べて『おいしいね』ってちゃんと目を見て言ってみよう。